ルンタへの旅 1

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    チベットに想いを寄せるようになって、もう30年以上がたつ。映画完成までの長い道のりを「ルンタへの旅」と題して、今日から少しずつ綴っていきたいと思う。

    僕が初めてチベット人に出会ったのは、勤めていた番組制作会社を辞め、インド放浪の旅に出た1984年のことだった。26歳。初めての海外旅行だった。デリーに着いた僕は、3日後、いきなり暴動に巻き込まれる。当時の首相インディラ・ガンジーが宗教間の対立が原因で暗殺されたのだ。暴動は次第にエスカレートしていき、僕が泊っていた安宿はあわや放火される寸前という始末。どうやったら屋上伝いに駅まで逃げられるか、そんなことばかり考えていた。デリーは危ない。どこか安全なところへ避難しよう。ふとガイドブックに目をやると、北インドにラダックというところがあり、そこは失われゆくチベット文化を留めた「天空の楽園」だという。こうして僕はまったく予定していなかったラダックを目指すことになるのだが、「天空の楽園」は初めから僕を歓迎してくれたわけではなかった。ラダックに到着した僕は重い高山病にかかってしまったのだ。(つづく)
    (写真は僕が撮影した1984年11月のラダック。左下は26歳の僕)

     

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